ど直球な質問を聞かれました。

当たり前に知っている様な事ですが、チャンと説明する事はなかった様な気がします。

なので、今日は「畳の擦れ」について

生きている材料を使っているから年数が経つと水分も抜けて表面の強さも弱り剥がれやすくなります。
これも、い草の質やランク、畳の使い方によって擦れが出て来る年数が変わります。

そして、お手入れ次第でも擦れてくる年数も変わります。

放ったらかしはダメです。

畳屋としては全ての畳が擦れ擦れになってからでは無くて、少し擦れが出た位で替えて頂けたらなと思います。

今日から新しい仲間と一緒に働く事になりました。

ベンダー君と言います。

彼はヘリ無し畳の時に畳表を折り曲げる工程があるのですが、その折り曲げる専門職人です！

文句を言わずずっとマジメに折り曲げてくれます。

ただ、彼には相棒がいないとダメなんです。

定年はとっくに過ぎているダンディな彼とタッグを組んで貰おうと思っていたのですが、体力の低下も激しく一緒に働くのは難しいと判断しました。

早急に新たな相棒を見つけてきたいと思います。

  だいぶ前になりますが、わら床の新畳製作を動画にしたものです。

特に始めの角が丸くならない様にトントンと叩いて藁を奥に詰める所や、裁断後に膨らみ防止で縫い止めは新畳に出来上がると隠れてしまうのでやらない畳屋さんもいます。

ちょっとした事ですが、永く使う畳には大事な作業です。

今、作業場の屋根の工事をしてもらっています。

天気予報では夜から雨でしたが、午後からポツポツと。

段々本降りになり今日は３時で終了。

雨で滑って怪我なんてことになったら大変ですからね。

お天気の時にお願いします。

雨を気にするのは畳屋さんも同じです。

作業は室内ですが、畳の運び出しで畳が濡れてしまうのは畳には良くありません。

明日はお昼まで本降りの予報でしたので、表替えの予定していたお客様には延期のご連絡を入れさせて頂きました。

ちょうど明後日が空いていたので良かったです！

当店では、ほとんど国産畳表を使用しております。

今の国産畳表には写真のタグが付いていて、生産者さまの名前が分かるようになっています。

このタグが出来た背景に外国産の畳表との区別をつける為で、一般の方は解らないだろうと産地を偽装する業者も出てしまいました。

その事を今日のお客様にお話ししたら「ニブヤさんなら間違いないのに」と。

嬉しいお言葉ありがとうございます！

これからも、ずっとマジメに仕事していきます！

今日、表替えさせて頂いた現場の畳です。

大きな柱があり、畳を切込みしています。

切り込んだ部分を畳縁を付けても良いのですが、この様に畳表を折り込む事によりスッキリとするし、裏返しも可能になります。

全てを折り込むのが良い訳では無いので状況に応じて対応しております。

それにしても今日は花粉が凄かったですね。

もう少し薬が必要になりそうです。

畳には色々な物があります。

ベッド用、ペット用、床暖房用等々

そして、「車いす対応」の畳もあります。

柏市しいの木台　S様邸
S様邸の畳は車いす対応畳が入っていました。
今日は車いす対応畳の表替えです。

裏面にはクッションシートその中にアルミシートが使われており強度を上げています。

厚みも12ミリ程度でしょうか？

かなり薄いです。

それでも年々15ミリ厚の薄畳の仕事が多くなっているおかげで手間取る事無く仕上げる事が出来ました。

良い仕上がりです！

お時間通りに敷き込みが出来、お客様からも「順調だったんだね！」と。

新たなスキルアップが出来て良かったです！

本日はご依頼ありがとうございました。

今日、お見積もりに伺ったお客様

行った覚えが微かにあります。

畳縁を見て確信。

20年くらい前にお世話になりました。

段々思い出していく。

その時に幼稚園位だったお嬢さんがいた事。

その事を話したら、今は26歳と。

そうですかぁ。

私もおじさんになっているし時の流れを感じました。

当店では現場に出るときはかかってきた伝ををスマホに転送しております。

ただ、お見積もりの商談中には出ていませんでした。

先日のこと、お見積もり中にかかってきました。

非通知では無く番号が出ていたので、お見積もりが終わり、かけ直す。。。

「出なかったので他で頼みました」と。

この世に携帯電話が出てきてから「直ぐに繋がる」のが当たり前になり、繋がらないと言うことがかなりのマイナスポイントになってきたんだと思います。

今日の敷き込み時、かかって来た電話に出る。

お見積もり依頼のお電話でした。

「現場での作業中」をお伝えし、折り返しかけ直す約束。

一言で仕事に繋がる可能性が出てきます。

あとは、現場のお客様が不快に思われないフレーズを考えようと思います。

通常とは違う段取り。

良質な畳表の仕事が決まりました。

より良い仕上がりになるように、今から準備です。

この一手間をするかしないか、知っているか知らないかが大きな差になります。