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畳表の商品・価格についてのお知らせ

ブログ2026.09.30(水曜日)

畳表の商品・価格についてのお知らせ

現在、当店では畳表の商品構成と価格について見直しを進めております。

熊本で発生した地震により、国産畳表の産地である熊本・八代地域でも、い草農家さんのご自宅や作業場、畳表を織るための機械などに被害が出ました。

その影響もあり、現在、国産畳表の出荷量や流通量、価格が少しずつ変化しています。

当店でも産地問屋から定期的に情報をいただきながら、出荷量や相場の動きを確認していますが、状況はまだ変化している途中です。

そのため、

「価格が上がったから、すぐに価格を変更する」

ということではなく、これから国産畳表をどのような商品構成で揃えていくのか、どの品質の商品をお客様におすすめしていくのかも含めて検討しています。

また、これまで当店で取り扱っていた商品の中には、現在在庫切れとなっているものもあり、同じ価格帯で別の商品をご案内する場合もございます。

そのため、現在ホームページに掲載している商品・価格と、実際にご案内する内容が一部異なる場合がございます。

ホームページをご覧いただいたお客様には分かりづらく、大変申し訳ございません。

相場や流通の状況を見ながら、今後の商品構成と価格をきちんと決めたうえで、ホームページの価格表も改めて更新する予定です。

それまでの間、お見積りやお問い合わせの際には、その時点でご用意できる商品と価格をきちんとご説明いたします。

「この畳だといくらになるの?」
「4.5畳、6畳だと全部でいくら?」

など、金額について気になることがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

ご不便をおかけいたしますが、ご理解いただけましたら幸いです。

株式会社ニブヤ畳店
一級畳技能士 丹生谷 正男

今の産地は

ブログ2026.09.20(日曜日)

先日、畳屋仲間で勉強会を行いました。

今回のテーマは、

「これからの畳表はどうなるのか?」

講師として畳材料問屋さんをお招きし、熊本・八代の現在の状況、国産畳表の生産、中国産畳表の動き、今後の仕入れや価格について話を聞きました。

今回、私がこの勉強会を企画した理由の一つが、災害後の八代の状況です。

私自身、毎年熊本へ行き、い草農家さんや問屋さんから直接話を聞いています。

だからこそ今回の被害を見て、

「これから国産畳表はどうなっていくのだろう?」

という不安がありました。

現在の八代では

今回の災害によって、多くのい草農家さんが被害を受けています。

自宅だけでなく、作業小屋や倉庫が全壊・半壊した方もいます。

い草農家さんは、い草を育てるだけではありません。

育てたい草を刈り取り、乾燥させ、そのい草を使って自分たちで畳表まで織り上げています。

そのため、田んぼが無事でも、作業場や織機が被害を受ければ畳表を作ることができません。

現在、生産を再開できている農家さんはまだ少なく、再開できたところでも、使用できる織機が少ないなど、通常通りの生産には戻っていないそうです。

ある産地問屋さんの提携農家では、例年と比べて2~3割程度しか生産できていないとの話もありました。

市場に出てくる畳表も少なく、限られた畳表を多くの問屋さんが仕入れている状態です。

心配なのは「今」だけではありません

今回の話で特に気になったのが、これから先のことでした。

い草は、次の植え付けに向けて苗を準備します。

ところが今回の災害による水の問題などで、苗にも影響が出ています。

2025年に植え付けを行った農家さんは206戸。

それが今年は130~150戸程度になる可能性もあるとの話でした。

さらに、植え付けができたとしても作付面積を減らしたり、栽培する品種を絞ったりする農家さんも出てくると考えられています。

つまり、今回の災害による影響は「今、畳表が少ない」ということだけではなく、来年以降の国産畳表の生産にも影響する可能性があるということです。

 

畳屋として、これからどうするか

今回の勉強会を開いたのは、不安を煽るためではありません。

状況をきちんと知って、これからどうするかを考えるためです。

私は長年、熊本へ足を運び、い草農家さんと直接話をしてきました。

ニブヤ畳店では国産畳表を中心に仕事をしています。

だからこそ、

「国産畳表が無くなったら困る」

だけではいけないと思っています。

作ってくれる農家さんがいて、仕入れる問屋さんがいて、それをお客様の家に納める畳屋がいる。

そして最後に、国産畳を選んでくださるお客様がいる。

このすべてがつながって、国産畳表は成り立っています。

たくさんの方に国産畳表を選んでもらいたい。

ですが、これからは出荷量はかなり少なくなります。

次の仕入れの時には価格改正、商品ラインナップの見直しが必要になりました。

「畳」を無くさない為に本気で考える時がきたようです。

【床上浸水で濡れた畳】

ブログ2026.08.14(金曜日)

昨日の大雨で、柏市でも大きな被害が出ました。

幸い弊社は、家の前が川のような状態にはなりましたが、建物の中まで水が入ってくることはなく、被害はありませんでした。

正直、この辺りは大丈夫だろうと思っていました。

しかし、近所の方から、

「床上浸水して、畳が濡れてしまった」

と連絡がありました。

すぐに柏市役所へ確認したところ、今回の大雨は災害として認定されており、「罹災証明書」の手続きを行うことで、被災した畳を市のクリーンセンターへ持ち込むことができるとのことでした。

ただ、水を含んだ畳は非常に重くなります。

お客様ご自身で畳を上げて運び出し、処分するのは簡単なことではありません。

畳屋として何かお手伝いできればと思うところですが、今回すぐに対応することができなかったため、せめて少しでも役に立てればと、今回のような浸水被害に遭った際の対応方法をネットで調べ、資料をプリントしてお渡ししました。

その時、お会いした奥様が、

「今までこんなことは無かった」

とおっしゃっていました。

その言葉が、とても印象に残っています。

私もずっとこの地域に住んでいます。

家の前が川のようになっている光景を見ても、まさか近所で床上浸水するほどの被害が起きているとは思っていませんでした。

「今まで大丈夫だったから、これからも大丈夫」

そうとは限らないのだと、今回改めて感じました。

自然は本当に恐ろしいです。

今回の大雨で被害に遭われた皆さまが、一日も早く普段の生活に戻れることを心よりお祈りいたします。

 

【今回の熊本地震を受けて】

ブログ2026.08.12(水曜日)

この度の熊本地震で被害に遭われた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
一日も早く、日常を取り戻せることを願っております。

畳屋の私が今回の地震についてお伝えしたいのには、理由があります。

国産畳表の一大産地が、熊本県八代地域だからです。

私もこれまで熊本へ何度も足を運び、八代のい草農家さんたちと直接お会いしてきました。

Facebookなどでは、復旧に向けて動き始めている様子も発信されています。
しかし、実際にはかなり大きな被害を受けた農家さんもいらっしゃいます。

私たち畳屋が使う国産畳表は、い草農家さんが田んぼでい草を育て、収穫し、そのい草を使って自ら畳表まで織り上げて出荷しています。

今回の地震では、母屋だけでなく、畳表を織る作業場が被害を受けた方もいます。

建物は大丈夫でも、織機が倒れて壊れてしまった。

田んぼが被害を受けた。

用水路が破損し、田んぼに水を引くことができない。

い草は、水がなければ育てることができません。

家を直す。
作業場を直す。
織機を直す。
田んぼや用水路を復旧する。

生活を立て直しながら、畳表の生産も続けなければならない。

今、熊本の産地は非常に厳しい状況にあります。

では、私たち畳屋に何ができるのか。

熊本へ行って何か手伝いたいという気持ちはあります。
でも今、むやみに現地へ行けば、かえって邪魔になってしまうかもしれません。

畳屋である私にできること。

それは、国産畳を一件でも多く使っていただく仕事をすること。

今は、それが一番だと思っています。

今回の被害によって、これから畳表の出荷量にも影響が出てくると思われます。

弊社では以前から国産畳表を多めに在庫していますが、この先、仕入れが思うようにできず、一部の畳表が在庫切れになる可能性もあります。

畳店としては何とか避けたいところですが、正直なところ、まだ先が読めず私自身も不安があります。

それでも、今ある畳表を大切に使い、これからも国産畳の良さを一人でも多くのお客様に伝えていきたいと思います。

ここに書いたことは、今現在、私が把握している産地の状況です。

これからも熊本の産地の情報が入りましたら、随時お伝えしていきます。

熊本のい草農家さんたちが、再び安心してい草を育て、畳表を織ることができる日常に戻れることを願っています。

【毎年恒例の畳屋仲間との暑気払い】

ブログ2026.08.05(水曜日)

毎年恒例の畳屋仲間との暑気払いを開催しました。

今年は例年とは少し違う想いを胸に迎えた集まりとなりました。

いつもの仲間に加え、新たな仲間にも声を掛け、千葉県・東京都・茨城県・神奈川県から13名が集まりました。

席に着けば、自然と各テーブルで産地の事、仕事への想いなど熱い話が始まります。

気が付けば、お店の閉店時間。
19時から23時近くまで、本当にあっという間の楽しい時間でした。

厳しい状況だからこそ、私たちにできることは、一件でも多く国産畳を使っていただける仕事を積み重ねていくこと。

私自身も、自分にできることを一つひとつ、精一杯頑張っていきたいと思います。

昨日お集まりいただいた皆さま、本当にありがとうございました。

畳屋物語

ブログ2026.05.21(木曜日)

今年、50歳になります。

それに併せてではありませんが、作りました。

私の半生です。

お時間ございましたら、読んで見て下さい。

https://www.nibuya-tatami.com/story/ 

 

もう、ここでしか会えません

ブログ2026.05.18(月曜日)

今日は、親父の墓参りに行ってきました。

昨年、久しぶりに行った時に思ったんです。
「あ…墓石、汚れてるな」と。

行けていなかったのだから、当然ですよね。

その時に、
「来年は掃除道具をちゃんと持って行って綺麗にしよう」
そう母に話したら、

「なんで言わないの!次は誘いなさい」

そこから一年。

昨年は仕事用のトラックで向かいました。
風に煽られ、高速道路の音も大きくて、なかなかハードな道中。

今年は母も一緒なので、レンタカーを借りることにしました。
せっかくなので、普段乗らないハイブリッド車。

……まぁ、半分は自分が乗ってみたかったからですが(笑)

乗り心地は本当に快適。
ただ、平日ということもあって大渋滞。

カーナビでは3時間半の予定が、到着した頃には4時間半かかっていました。

お昼過ぎに到着して、墓掃除。

やっぱり、道具を持って行くと違いますね。
汚れや黒ずみが少しずつ落ちていく。

母も、
「うん、これは掃除したくなるね」
と。

決して、ひどく汚れていた訳ではありません。

ただ、
綺麗であって欲しい。

それだけです。

「なかなか来られなくてごめんなさい」

そんな気持ちで手を合わせてきました。

これからは、“良いレンタカーを借りる楽しみ”も出来たので、間を空けずに来たいと思います。

畳のある宿泊空間

ブログ2026.05.15(金曜日)

トレーラーハウス完成。

先日、畳を納めさせて頂いたトレーラーハウス。
完成したとの事で、お写真を送って頂きました。

畳を敷き込んだ時は、まだ何も無い状態でしたが、
クロス、照明、台所などが入り、空間として完成すると一気に雰囲気が変わりますね。

落ち着いた色合いの中に、畳の柔らかさもあり、
とても格好良い空間になっていました。

こういった新しい形の空間に畳を採用して頂ける事、
そして、その仕事に携わらせて頂けた事を本当に嬉しく思います。

ありがとうございます。

 

薄い畳は慎重に

ブログ2026.04.27(月曜日)

今日は新畳の製作です。

通常の畳は厚みが2寸(約60ミリ)ですが、今回は1寸(約30ミリ)。いわゆる「薄畳」の製作になります。

厚みが半分になると、わずか1ミリ、2ミリの違いが仕上がりに大きく影響します。
そのため、いつも以上に慎重な作業が求められます。

今回のポイントは、返しテープの処理です。
端の部分が重ならないように、あらかじめカットして厚みを抑えます。

ほんのひと手間ですが、これをやるかやらないかで、畳の納まりや見た目が変わってきます。

見えない部分の仕事こそ、仕上がりに差が出る。
薄畳だからこそ、その違いがよりはっきり現れます。

一枚一枚、丁寧に仕上げていきます。

 

 

重なる偶然

ブログ2026.04.21(火曜日)

本日は、2件のお客様のお見積りがありました。

一件目は、新規でメールからのお問い合わせ。
住所を確認した時に「あれ?」と、どこか見覚えがありました。

実際にお伺いして和室に入ると、やはり以前に私が畳替えをさせて頂いた現場でした。

お問い合わせの際には「初めてなのですが」とありましたが、
お話しすると、前に住まれていた方と分かりました。

引越しで新しい方が入居されること自体はよくあることですが、
たまたまその前の畳替えを自分がやっていたというのは、なかなか無い話です。

本当に偶然の重なり。
こういうこともあるのだなぁと思いました。

二件目は、住所とお名前を伺った時点で「あの方だ」とすぐに分かりました。
高校時代、アルバイト先で一緒だった方です。

以前にもご依頼を頂いており、調べてみると11年前。
お見積りもそこそこに、お茶を頂きながら昔話に花が咲き、ゆっくりとした時間を過ごさせて頂きました。

アルバイトをしていた頃から約30年。
時の流れの早さを感じます。

今日は、思いがけない出来事が重なった一日となりました。

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