【今回の熊本地震を受けて】
ブログ2026.08.12(水曜日)
この度の熊本地震で被害に遭われた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
一日も早く、日常を取り戻せることを願っております。
畳屋の私が今回の地震についてお伝えしたいのには、理由があります。
国産畳表の一大産地が、熊本県八代地域だからです。
私もこれまで熊本へ何度も足を運び、八代のい草農家さんたちと直接お会いしてきました。
Facebookなどでは、復旧に向けて動き始めている様子も発信されています。
しかし、実際にはかなり大きな被害を受けた農家さんもいらっしゃいます。
私たち畳屋が使う国産畳表は、い草農家さんが田んぼでい草を育て、収穫し、そのい草を使って自ら畳表まで織り上げて出荷しています。
今回の地震では、母屋だけでなく、畳表を織る作業場が被害を受けた方もいます。
建物は大丈夫でも、織機が倒れて壊れてしまった。
田んぼが被害を受けた。
用水路が破損し、田んぼに水を引くことができない。
い草は、水がなければ育てることができません。
家を直す。
作業場を直す。
織機を直す。
田んぼや用水路を復旧する。
生活を立て直しながら、畳表の生産も続けなければならない。
今、熊本の産地は非常に厳しい状況にあります。
では、私たち畳屋に何ができるのか。
熊本へ行って何か手伝いたいという気持ちはあります。
でも今、むやみに現地へ行けば、かえって邪魔になってしまうかもしれません。
畳屋である私にできること。
それは、国産畳を一件でも多く使っていただく仕事をすること。
今は、それが一番だと思っています。
今回の被害によって、これから畳表の出荷量にも影響が出てくると思われます。
弊社では以前から国産畳表を多めに在庫していますが、この先、仕入れが思うようにできず、一部の畳表が在庫切れになる可能性もあります。
畳店としては何とか避けたいところですが、正直なところ、まだ先が読めず私自身も不安があります。
それでも、今ある畳表を大切に使い、これからも国産畳の良さを一人でも多くのお客様に伝えていきたいと思います。
ここに書いたことは、今現在、私が把握している産地の状況です。
これからも熊本の産地の情報が入りましたら、随時お伝えしていきます。
熊本のい草農家さんたちが、再び安心してい草を育て、畳表を織ることができる日常に戻れることを願っています。














